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永遠のキズナ

 2013-02-10
……やもう、本当にあっという間の、そして非常にいい一年間でした。
という訳で第1話より続けてまいりました『特命戦隊ゴーバスターズ』もいよいよ完結、今回はいつものよな前枠なし、かつ拡大版?でそのまま第50話(最終回)の所感に、レディ……ゴー!
 
 ―――


不完全であるからこそ人間である」とヒロムは言っていたけれど、個人的には「不完全である事を受け容れられるからこそ人間である」と言い換えた方が適当でないかな、なんて思うのです。冒頭の戦闘でのエンターさんのセリフを聞いてるとなおさらに。完璧な人間など幻想に過ぎない、完全さを追い求める限りは人間にはなり得ないという、その事に思い至れなかったのがエンターさんの敗因でありそして、唯一の不完全さなのでしょう、きっと……
それにしても最初の頃はここまでの存在になるとは思いもよりませんでしたね、エンターさんは。ゴーバスターズを悉く出し抜いていく有能さを見せつけた序盤、δタイプの撃破やエスケイプさんの登場を経て徐々に人間味が出て来た中盤に、マジェスティのシャットダウンを機に真の意味での成長を図るようになった後半戦、そしてバックアップによる強化など、単なるスケールの大きさではない底知れぬ恐ろしさや厄介さを見せつけた最終決戦と……
まぁ第二部が始まってすぐの頃など、第一部との対比でフツーの悪役然としたエンターさんにやや物足りなさを感じた時期も決してなくはないものの、トータルで見ればその見せ方や形は変われどどの時期においても、その魅力や面白みが大きく損なわれる事はなかったのではないかなと思うものです。
何はともあれ、この1年間お疲れ様でした、エンターさん。


……あ、でも書いてて思い出したぞ。最後の最後まで、巨大戦の才覚や技能についても完全とは言い難かったなという、その事を。せめてバスターマシンの一台や二台スクラップにしてたらば、今までの分もひっくるめてまた印象が大きく変わってたろうに;



という訳でいよいよ来てしまった、正真正銘の最終回。ここまで二度ほど最終回もかくやな展開があったからそう思えるのやも知れませんが……何かまだこの後も続きそうで、でも明らかに今までの同様の展開とは空気が違ってて、今度こそこれで本当に終わりなんだよなぁ……と、そんな複雑な思いでいっぱいだったりします。
で、久方ぶりの戦隊メンバーの殉職劇という事となる”マサト先輩の消滅”……第4クールに入ってからいくつもこの展開への伏線が張られていた分驚きは少なかったものの、それでも基本殉職劇にはあまり肯定的な向きではない俺としては、やはり辛いものがあったよなぁと感じずにはいられなかったものです。こんな事言っちゃったら劇中同様、先輩になまら激しい剣幕で怒られそうな気もしないでもないですが、それでもやっぱりヒロム達が最初云ったように他の方法、可能性なんかも模索されて欲しかったなんて思わなかったというと嘘になるでしょう。何だかんだ言っても、何かを犠牲にするのは第一部のラスト、あれっきりであって欲しかったなと。
ただまぁ、思えばここまで度々提示されてきた「何かを犠牲にすることを良しとしない」という姿勢も、終盤にてクローズアップされてきた「それが叶わぬ時に示す事の出来る覚悟の強さ」、そして何より「この1年でより強固となったヒロム達の絆」を表す上での布石だったのかなと、最終回を迎えてようやく実感できたように思うものです。つくづく、俺のミスリードっぷりというか読みの浅はかさ、それに見る上での覚悟の足らなさというか、そんなものを痛感せずにはいられませんね;
「何かを犠牲にしない」という、高い理想を持つ事はヒーローとして必要な姿勢だと俺は考えています。でもそれだけではどうする事も出来ない、そんな厳しい現実にぶち当たった時、安易なご都合主義に逃げる事無く、現実をしっかりと受け止められるだけの、そして何かを切り捨ててでもそれを乗り越えるだけの強さも時として必要なのだというその事こそが、この作品の真に伝えようとしていた事なのだと思いますし、それもまた”ヒーロー物”であるこの作品が試みた”挑戦”の表れのひとつなんだろうとも思うのです。個人的な信条とは異なるしまた気付くのに遅きに失した感はあるものの、この1年間の積み重ねを踏まえればそういう方向性もまたアリだなと受け止められる気がします。
それに今回のAパートにおける格納庫での先輩の熱のこもった叫びぶり、ヒロム達への言葉はなんかこう有無を言わさぬものがありましたし、また同時に前回甘ちゃんだと自嘲しながらも、いざ”決め時”を迎えた上での先輩の覚悟の揺るがなさは、あの中で誰よりも大人であるからこそというのを再認識させてくれた感もあって、ヒロム達のみならず見ているこちら側までも、覚悟を新たにさせられずにはいられなかったなと思う次第です。
そう言えば本体が消滅した直後に「13年、余分に生きられて良かったな」なんて台詞がありましたけれど、アレで不意に『刑事貴族』風間篇最終回での風間の台詞が思い起こされてしまったり。マサト先輩にとってもこの13年間、とりわけこの半年余りの間は”いいもの”であったんだろうかなと、悔いる事などなかったんだろうかなと、寂しげながらもどこか達成感をも感じさせるあの場面での表情を見てるとこう、込み上げてくるものがねぇ……。



終盤に入ってからは毎回のように気合の入ったアクションを見せてくれてましたが、最終回でもその点に関しては息切れする事なしに、気合十分な戦闘が展開されていましたね。
冒頭でのヒロム&ヨーコVSエンターさんの一幕、後からゴリラを駆ってリュウさんが駆けつける事で、後述するエースと同様に「個々のマシンに出来る限り見せ場を」という心意気を最後まで見せてくれたように感じましたし、また格納庫内での防衛戦では先輩の覚悟を受けてのJの奮闘ぶりがとにかく胸に来る。ニックとのバディロイド同士の連携も含め、こちらもなかなかに印象的な場面だったなと。
そしてバックアップの、マサト先輩の本体の消失を経てのラストバトル。巨大戦に力を入れるという放送開始前の情報、そして初回での縦横無尽な活躍ぶりで当初より色々と期待させられるものはありましたが……まさかこの1年間最後の最後まで、エースをしっかりと主力として捉え続けてくれるとは思わなんだよ!今回も等身大でのヒロムを思わすかのよな高速移動、そこからの逆転の一手には目を瞠るものがありましたし、また曲がりなりにも「”流れ”の中で魅せる」方向性を最終回においても通してくれた感があって、短い時間かつ屋内セットでの撮影ながらも実に好い巨大戦ではありました。
ただそんな好い描写が前にあっただけに、その後の等身大戦における「バンクによる顔出しでの名乗り」……これは個人的には見過ごし難いマイナスポイントとして映った気がします。これについて突っ込んだ言及をするとなると長くなりそうなので別に機会を改めてとしますが、前述の巨大戦やその直前の変身シーンがいい意味で印象的だった(まぁ強いて言えば後者はちと冗長なきらいもなくはなかったやも;)だけに、出来ればこちらに関しても「”流れ”の中で魅せる」方向性を一貫してもらいたかったよなぁというのが、率直なところだったりします。



そして終戦後のエピローグ……ここで前期OPがBGMとして流れるのは納得と言いましょうか、もうこれをおいて他に流す曲はないだろうなと。初回も含めた過去のエピソードを踏まえての描写が散見されたり、それぞれに違う道を歩み出す姿が描かれたりと……同じ武部Pと靖子さんのタッグによる『オーズ』と同様、どこかほろ苦さも残しつつもさわやかに終わった、そんな印象がありますね。
……それにしてもJは”森の管理人”かぁ。彼の人となりやこれまでの経緯を踏まえても、これほど色々な意味で彼らしい道はないのやも。後個人的には、料理の腕前を披露していたニックが地味~にツボだったり。あの時みたくフランベでもしてればいう事なしだったかな?


 ―――


昨年の今頃、1年ぶりの戦隊復活という事で例年以上の期待感を抱いていたのがついこの間のように思えますが……最終的にはその期待感を裏切る事なしにキッチリと、完走出来た作品であるように思う次第です。
前作『ゴセイジャー』が、それまでの変化球続きの流れの中で「「戦隊らしさ」というものを見つめ直し、そして追求していった」作品であったとすれば、『ゴーバスターズ』は戦隊としてのエスプリを受け継ぎつつも、”意欲作”と呼ぶに相応しいくらい様々な挑戦を試みた作品であったと思いますし、その姿勢に個人的には大いに感銘を受けずにいられなかったですね。
昔っから巨大戦が好きなだけに、やはり最初はそちらに注目する事ばかりが多かった訳ですが、でもそれだけの作品ではなくって、最初期からヒロム達を始めとする登場人物の関係性の変化、すなわち”固いキズナ”を結んでいく過程を丁寧に、かつしっかりと描いていったところにも好感が持てましたし、だからこそここまで、この作品にのめり込めたようにも思えてなりません。
勿論、前述した”挑戦”の全てがプラスに働いた訳ではないし、それに起因する不満や消化不良な点があった事も否定は出来ないでしょう。しかしながら1年ブランクを開けたからと言って、かつ”35作目の節目”だからと言って安易に守りの姿勢に入るのではなく、逆に攻めの姿勢を今までより強く示し通したところだけでも、この作品の果たした意義は大きいと思いますしまた、今後のシリーズの継続の上でも決してマイナスにはならない、そう信じて止まないものです。
この作品で得られたものが、そして挑戦的な姿勢が、何らかの形でこれからも受け継がれていく事を強く願います。


劇場版やテレマガ付録DVD、それに放映終了後のVシネマ展開等々……『ゴーバスターズ』についてはまだまだ書くべき事は色々と残っていますが、とりあえず所感については今回をもって一段落とさせて頂きます。色々と見当違いな解釈や、見苦しい表現などもあったかと存じますが、それでもこの一年間ご覧頂いた皆様方には感謝ひとしきりです。機会があれば上記の事柄についても逐次触れていきたく考えてますので、その時はまたどうぞよしなに願います。
そして何より、この1年間『ゴーバスターズ』という”いいもの”を見せてくれたキャスト・スタッフの皆様方に対しても、心からの賛辞を送りたいと思います。本当に、本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした!
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【2013/02/10 21:06】
【2013/02/11 08:41】
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